西城秀樹　　歌謡曲【豆知識】

西城秀樹　（本名　木本龍雄）
昭和30年～

新御三家の中でも最もワイルドで男らしいセクシーさを持つ。マイクスタンドアクションを披露したり、絶唱型といわれる歌唱法で日本レコード大賞歌唱賞を２度も受賞する。ポップスの中でもロック系の楽曲が多くダイナミックで迫力満点！「寺内貫太郎一家」のようなホームドラマに出演したり、映画「愛と誠」に主演したりと俳優としても活躍する。 ７０年代から８０年代にかけて人気、実力共に常にトップを走り続けた。

【ファン参加型のステージの先駆者　「情熱の嵐」】　

「情熱の嵐」　西城秀樹

作詞　たかたかし
作曲　鈴木邦彦

昭和４８年、西城秀樹が発表したシングルで初めてオリコンチャート入りした記念すべき楽曲です。１８１センチの長身でアクションを交えながら歌う姿は、彼のファンでなくても見入ってしまう程、ワイルドでセクシーで、最高に格好よく爽快でした。「君が望むなら～！」「ひでき～！！」と熱狂的なファンの掛け声とともに歌うスタイルは、当時とても新鮮でちょっとしたブームにもなりました。このような熱狂的なファンの事を「新衛隊」と呼ぶようになりましたが、常に新衛隊の女の子達が周りを囲み、また追っかけをするなどの大人気ぶりは凄まじいものでした。当時までは男性歌手の「アイドル」という概念はなかったようですが、同じ頃に大人気が出た西城秀樹、郷ひろみ、野口五郎の三人によって「新御三家」という名称がつき、この頃から男性アイドル歌手というポジションが出来ていったようです。

日本レコード大賞歌唱賞や金賞といった賞を受賞し、歌唱力抜群、大物歌手の貫禄も十分な西城秀樹は、逆に「アイドル歌手」を楽しんでいたのではないでしょうか。

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