毎年たくさんの人が訪れる夢の国・東京ディズニーリゾート。大人も子供も時間を忘れて楽しめる大人気のアミューズメントパークの1つですが、東京ディズニーリゾートには鏡がないって知っていましたか？

知っているとちょっと自慢できるかもしれない、アミューズメントパークの鏡に関する雑学をまとめました。

東京ディズニーリゾートには鏡がない！？

東京ディズニーリゾートは誰もが魔法にかかってしまう「夢の国」。パークに足を踏み入れれば、ミッキーやミニーが笑顔で手を振ってくれ、華やかにきらめくパレードや美しいシンデレラ城など、時間を忘れてうっとりとその雰囲気に浸ることができます。

そんな東京ディズニーリゾートのパーク内には、ほとんど鏡が設置されていません。
その理由は、ズバリ「ゲストの夢を壊さないため」。

せっかく夢のような時間を楽しんでいるときに、鏡に映し出された自分の姿を見ると、はっと我に返りなんだか興ざめしてしまいますよね。帽子売り場などには小さな鏡が置いてありますが、それでも置いてある場所は必要最低限に抑えられています。

東京ディズニーリゾートに鏡が少ないのは、「心からパークを楽しんでほしい」という、素敵な心遣いによるものなんです。

ちなみに、パーク内では女性トイレの洗面台前にも鏡がありません。女性トイレは、どこへ行っても混雑するもの。ただでさえ混み合う東京ディズニーリゾートなのに、トイレの洗面台前に鏡があっては、そこで化粧直しを始める女性が増えてさらに混雑してしまいます。こうした問題を解消するためにも、パークではなるべく鏡を置かないようにしているそうです。

ミニーの家の鏡をのぞくと・・・

おしゃれなパープルの屋根が目印の、東京ディズニーリゾートの「ミニーの家」。お部屋の中はちょっと不思議な小物たちであふれ、人気マスコット・ミニーの生活をのぞき見ることができます。

そんなミニーの家にあるドレッサーには、カラフルなメイク道具や香水が並べられていますが、注目なのはドレッサーについている大きなハート型の鏡。

この鏡に近づいて自分の顔を良く見ると、目の中にハートが写っているのに気づくはず！知らずに通り過ぎていた方は、次回チェックしてみてはいかがでしょうか。

水族館のペンギンコーナーの鏡の秘密

水族館は日本では大変人気があり、人口あたりの水族館数は世界一多いといわれています。暑い夏はクーラーの効いた快適な館内でかわいい魚たちを見ることができるので、一層小さな子供たちなどで混雑しますね。

そんな水族館の中でも目玉の展示スポットとなっている、ペンギンの飼育スペース。

現在日本にはおよそ２千数百数羽のペンギンが飼育されているといわれており、これは世界で一番の飼育数になります。その数はなんと、ヨーロッパ全土で飼育されている数と同じくらいなのだとか。

日本でこれほどペンギンが多い理由は、日本の環境がペンギンを飼育するのにとても適しているため。特にフンボルトペンギンなどの温帯のペンギンが、日本で非常に良く繁殖するそうです。

さて、多くの水族館では、ペンギンの部屋は鏡貼りになっているのを知っていますか？これは、ペンギンに「仲間がたくさんいると安心する」という習性があるからなんです。

ペンギンは、群れの中に身を置くことで安心感を得ているといわれています。また、ペンギンは鏡に映っているのが自分かどうかまでは判別できないのだそうです。

このような理由から、水族館ではペンギンエリアの陸上部分の壁を鏡貼りにすることで、仲間がたくさんいるとペンギンに錯覚させ安心感を与えています。

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