誰だって、可能であれば広くて大きい部屋で生活したいもの。しかし費用の都合や通勤の面などを考えると、なかなかそうも言っていられないのが現実でしょう。でも「どうせ狭いから」といって諦める必要はありません。

ちょっとした工夫やテクニックを使えば、実際の大きさより部屋を広く見せることができます。ここでは、鏡を取り入れた部屋を広く見せるインテリア術をご紹介します。

鏡を使って部屋を広く見せるインテリア術

■大きな鏡を置いて奥行きを生み出す

レストランやアパレルショップなどで、壁一面を大きな鏡貼りにしているお店を見かけることがあると思います。これは、部屋を広く見せるためによく使われるテクニック。大きな鏡に別の壁面が映り込むことにより、目の錯覚が起こってまるでその奥にも部屋が続いているかのように感じることができます。

このテクニックを使えば、たとえ小さなお店でも実際以上の奥行きがあるかのように、部屋を広く見せることできます。

自宅の部屋にも、ぜひこのテクニックを取り入れてみましょう。鏡を置くときは窓の外の景色や美しく飾った壁など、なるべくきれいな場所が映り込む場所を選んでください。

ごちゃごちゃして片付いていない様子が映り込んでしまうと、汚さが倍増してしまうので気を付けましょう。また、鏡はなるべく大きく反射率の高い、きれいに磨かれた美しいものを使うようにしましょう。

■ドアが映りこむ位置に鏡を設置する

部屋のドアや入り口が映りこむ位置に鏡を設置するのもオススメ。鏡の中に入り口が見えるので、まるでその奥にも部屋が続いているかのような感覚になり、部屋が広く感じられるはずです。

鏡は部屋のアクセントにもなる

鏡は部屋を広く見せるだけではなく、インテリアのアクセントにもなる便利なアイテムです。絵を飾る代わりに、デザイン性の高い鏡をアート感覚で飾ってみるのも素敵です。鏡を選ぶときは、部屋のインテリアとなじむようなテイストのものをセレクトしましょう。

例えば、華やかで女性らしいインテリアの部屋には、ゴールドのフレームを使用した鏡がぴったり。シンプルなものより装飾性の高いデザインの鏡の方が部屋に馴染むはずです。

反対に都会的でクールな印象のモダンな部屋には、すっきりとしたシンプルなデザインの鏡がオススメ。モダンにさらに重厚感を加えたい場合は、フレームが上質な革や金属でできているものをチョイスしてみましょう。

その他の部屋を広く見せるインテリア術

■カーテンの選び方

カーテンは壁紙の色に合わせ、同系色のものを選ぶと部屋が広く見えます。ストライプなど縦のラインを強調したものをセレクトすれば、より天井が高く見えるはず。カーテンは窓よりも少し高い場所から取り付けるとより高さが出せるのでおすすめです。大きな柄のカーテンは部屋が狭く見えてしまうので気をつけてください。

■床を多く見せる

部屋の中で「何も置かれていない床」の面積が広ければ広いほど、部屋を広く見せることができます。生活用品はなるべく収納エリアに片付け、ごちゃごちゃと色々なものを置かないようにしましょう。

家具は、床面積の3分の1以下になるように抑えてください。床が多く出るように配置すると部屋を広く見せることができるので、例えばリビングの場合、ソファーセットやテーブルなどは分散させず壁に寄せて配置するのがオススメ。

こうすることにより部屋の中央部分に床が多く見えるので、部屋全体がゆったりと広く感じられます。ラグも大きすぎるものは避け、床面をなるべく出すように意識しましょう。

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