食事中に鏡を見ることがあなたにもたらす3つの良いこと
メイクやヘアセット、お出かけ前に鏡を見ることはあっても、食事している最中まで鏡を見る人はほとんどいないかもしれません。でも、意外や意外?食事中に鏡を活用することで、思わぬメリットが生まれるんです。鏡を見ながら食事をすることで得られる、3つの良いことについてまとめました。
① 食事の美味しさがアップする
現代ではいわゆる「独居老人」とよばれる単身の高齢者世帯や、結婚しない男女が増えており、1人で食事する人が昔より多くなっているといわれています。毎日1人きりで食事をしていると、誰かと一緒に食べるよりも味気なく感じてしまうもの。
そのため特に高齢者の場合は、味気なさから食事の回数が減ってしまい、ひいては栄養失調になってしまうケースもあるそうです。
名古屋大学で行われた研究によると、自分の姿を鏡で見ながら食事をした場合、1人で食事をしている時よりも美味しく感じられることが分かったそうです。
研究では、大学生と高齢者の2つのグループを作り2種類の味のポップコーンを各グループで試食。すると自分の姿を鏡で見ながら食べた場合、誰かと一緒に食べたのと同じ位の美味しさを感じられるということが明らかになったそうです。誰かと一緒にご飯を食べるいわゆる「共食」の状態を擬似的に作り出すことで、脳の「美味しい」と感じる部分が刺激されるのだとか。
ちなみにこれは年齢に関係なく、高齢者でも若者でも見られるとのことです。1人でごはんを食べるのが味気ないという方は、見えるところに鏡を置いて食事をしてみてはいかがでしょうか。
② ダイエットできる
ついつい食べ過ぎてしまうという方は、鏡を活用するのがオススメ。鏡を見ながらご飯を食べることで、食事の量を客観的に見てコントロールすることができます。
アメリカの大学で行われた研究によると、鏡を見ながら食事をした人は、鏡を見ずに食事をした人に比べて、食事の量が減るということが明らかになったそうです。また、鏡を通して自分の食事を2度見ることで、食事の量がまるで2倍になったかのような錯覚を得ることができ、満足感がアップし食べ過ぎの防止につながるそうです。
また、鏡を見ながら食べると自分の食べ方を知ることができ、悪い食事習慣を改善することができます。
例えば食べるスピードが早すぎたり、噛む回数が少なかったりすると、満腹中枢が刺激されず食べ過ぎてしまい、結果的に太りやすくなってしまいます。鏡を見て自分の食事習慣を認識することで、悪い習慣を改善でき太りにくい体を得ることができるでしょう。
無理のないダイエット方法は、ダイエット成功の秘訣でもあります。大切なのは、それまでの日常生活を少し改善しそれを途中で辞めずに長く続けていくこと。鏡を置くだけのダイエットなら、誰でも無理せず続けられることでしょう。
③ 食事のマナーが良くなる
食事中の姿を鏡に映しだすことで、自分の食事中のマナーをチェックすることができます。
例えば、背筋は丸めたりせずピンと伸ばして食事をしていますか?お腹を丸めてお皿に口を近づけたりせず、良い姿勢を保ったまま口元へ食事を運ぶようにしているでしょうか。
食事中の姿勢を客観的に見ることは意外と少ないもの。鏡を活用することで自分の食事中の姿を確認することができ、より美しい食事中のマナーや姿勢を身に着けることができます。
鏡を見ながら食事をすることは、あなたに意外なメリットをもたらしてくれます。お皿の近くに鏡をドンと置くとなんだか落ち着かないという方は、見えるところにさりげなく鏡を置いてみることから始めてみてはいかがでしょうか。