News Ticker

スポーツジムの壁はなぜ鏡貼り? 筋力トレーニングの効果を高めるコツ

 

 

スポーツジムの壁は鏡貼りになっていることが多いですが、その理由をご存知ですか?筋トレやスポーツをするときは、正しいフォームをしているかどうかがとても大切。

自分のフォームを一目で確認できるよう、ジムの壁は鏡貼りになっているのです。もし間違ったフォームで運動していると、体や筋肉を傷めてしまう可能性も。なぜ正しいフォームが大切なのか、フォームチェックの方法について詳しくご紹介します。

 

鏡でフォームをチェックする理由

人間の体には「深部感覚」と呼ばれる神経が備わっており、たとえ目を閉じていても「左ひじを曲げている」「体が斜めに傾いている」など認識することができます。

しかしこの認識はとてもおおまかなもの。例えば腕立て伏せをするときは、肩から足まで一直線にするのが正しいフォームですが、自分ではまっすぐだと思っていても実際はお腹が下がっていたりします。

file-k-5

筋力トレーニングの際は、この「ズレ」を目で見て確認し、正確に把握することが大切。アスリートはより良いパフォーマンスのため、鏡を見たり動画を撮影したりしてチェックしながら、実際のフォームを理想のフォームに近づけていきます。

自分の感覚だけに頼って筋トレしていると、知らず知らずのうちにフォームが崩れてしまうもの。鏡の前で筋トレを行えば、間違った姿勢に気づいてすぐに修正することができ、正しいフォームを身につけやすくなります。

 

筋トレには正しいフォームが大切

筋トレをする際に、最も大切なことの一つが「正しいフォーム」です。

腕立て伏せの際は肩から足まで一直線にし、その上でどこに筋肉をつけたいかによって手をつく位置を変えていきます。しかし、腕立て伏せではこの「一直線にすること」がとても大変。ラクだからといってお腹が下がったまま腕立て伏せをしている人がいますが、それでは鍛えたい部分の筋肉に負荷がかかっておらず、せっかく筋トレをしても効率がとても悪くなってしまいます。

楽なフォームで30回腕立て伏せをした場合と、苦しくても正しいフォームで15回腕立て伏せをした場合とでは、もちろん後者の方が効果的です。楽なフォームになってしまうということは、その部分に筋肉がついていないということ。正しいフォームで筋トレを行うことにより、だんだんと筋肉がついていくので負荷をより高めていくこともできます。

もし間違ったフォームで筋トレをしていると、体を痛めてしまうこともあります。例えば重いものを持つとき、膝をきちんと曲げて腰を伸ばしたまま持てば、腰を痛めずに楽に持てるはず。しかし膝が伸びたままだと、腰に負担がかかりケガの原因になってしまいます。

 

効果的なフォームチェックの方法

自分の部屋で筋トレを行う際は、姿見くらいの大きさで歪みのない鏡を用意すると良いでしょう。体やフォームをチェックする際は、正面からだけでなく左右からも角度をつけて見てみましょう。

人間の体は、疲れてくると思っているよりも歪んでしまうものです。その結果重心の位置が変わってしまう可能性もあるため、鏡の前では左右の肩が同じ高さになっているかなど、重心のバランスも合わせて確認しましょう。

また、筋トレの効果をきちんと出すためには、まず正しいフォームを調べることが必要。最初に軽い負荷でフォームを覚え、その後負荷を高めていくと良いでしょう。

file-k-3

鏡の前で細かくチェックしながら筋トレを行うことで、よりその効果を高めることができます。正しいフォームは、いろいろな観点から研究された「怪我をしにくいフォーム」でもあります。

鏡でチェックしながら正しいフォームをみにつけ、筋トレの効果をぐんと高めましょう。

 
 







 
 
 
 

●homeに戻る